全頭考察オーシャンS
《舞台設定》
・開幕二週目ということもあり、基本的に前が有利。
・過去10年間ハイペースとなっている。
→中団・前目で運べる馬を軸にしたい。
1【ディヴィナシオン(菅原 57.0)】☆
近走の着順は奮わないが、内容は悪くない。最後に速い脚を使えるし、菅原Jへの乗り替わりもプラスに働きそう。内枠を活かし、最後に弾けることができれば熱い。
2【ナランフレグ(丸田 59.0)】○
去年2着、実力上位のGI馬だが海外遠征明け・目標は高松宮記念・初の斤量59.0・前有利なトラックバイアスなど、危険因子もまた多い。差しきれないパターンも想定しておきたい。
3【グラスミヤラビ(柴田善 55.0)】
近走では成長を見せているが、東京巧者かと。上がり最速を出すことが多いが、一気にメンバーが強くなる今回では通用するのか疑問。
4【ロードマックス(団野 57.0)】
あまり大敗しない馬で、ここ数戦はスプリント戦を継続して使っている。ただここに来て本格化を望むことは難しく、力負けの気がする。でも団野Jはこういう馬を持ってくるイメージがあるので不気味な一頭。
5【ジャズエチュード(石川 55.0)】
韋駄天Sへの叩きで使うつもりだと思う。4ヶ月の休み明けでここ三戦は全て千直、評価しづらいところ。
6【ジュビリーヘッド(横山和 57.0)】○
中山巧者で、横山和Jも好調。開幕2週目の中山なら外のジャスパージャックを待って2.3番手辺りで追走し、最後の直線で伸びることができれば馬券圏内。ただゲートで躓き、展開に乗れなかったレースもあるのでそこが心配。
7【オパールシャルム(武藤 55.0)】
不利などもなく力で負けてしまっている印象。逃げ残りの可能性も考えにくい。
8【カイザーメランジェ(黛 57.0)】
ピークアウトしてしまった印象。前進気性は素晴らしいが、最後に脚が無くなってしまう。
9【ヴェントヴォーチェ(Cルメ 57.0)】
中山適正〇。キーンランドSでは完勝だったが、極端に内有利な馬場で鞍上がラチ沿いへ最上級のエスコートをできたことが大きく感じられる。また、ゲートは速くないため後方から運ぶ可能性が高く、最後に伸びるコースを選ぶことはルメールJでも困難なのではないだろうか。5ヶ月の休み明けというのも不安要素ではある。今回は思い切って馬券から外そうかなと。
10【レイハリア(吉田豊 55.0)】
先日パンサラッサで大偉業を果たした吉田豊Jが乗るとはいえ、レイハリアの状態は下降気味。ここで上向いてくるとも思えず。
11【キミワクイーン(岩田康 55.0)】◎
フィリーズレビュー7着の後、距離短縮した途端に2-1-0-0、ハイペースでも先行しつつ最後に良い脚を使うことができるのが強みで前走は今回と同じ舞台で完勝している。また前走は馬体重+18kgで出てきているため、一戦叩いたことでの上積みにも期待できる。乗り替わりになるのは惜しいが、ラチ沿いを突くのが抜群に上手い岩田康Jならエスコートに不安は無いはず。久々の重賞で相手も強くなるが、ここは思い切って軸に据えたい。
12【タイムトゥヘヴン(大野 57.0)】
ここに来て距離短縮なのはどういうことなんだろう。スプリント戦のスピードについていけるのか、末脚を最後に使えるのかなど不安要素が多く、好材料が見当たらないので見。
13【エイシンスポッター(角田河 57.0)】▲
重賞初挑戦だが、前々走で競ったマッドクールはその後重賞で3着と力を見せている。右回りのコーナリングが良く、継続騎乗で癖を掴めていることも好材料。しかしながら毎回4角10番手以降からの追い込みの形となっているため、前有利のトラックバイアスは歓迎できず、後方から内を突くのは至難の業だと思われるため、重い印は打てない。あくまでチャレンジャー枠として有力な馬だと見ておきたい。
14【スンリ(ムルザバエ 55.0)】
ムルザバエJだから怖すぎるんだけど、近走の相手が強かったとは思えない。
15【ジャスパージャック(北村 57.0)】
スロー逃げが狙いたい馬だが、果たしてどうなるか。レイハリアが強気にハナを狙いに来たらかなり不利を受けることになりそう。また、外枠も向かい風。
16【マリアズハート(吉田隼 55.0)】▲
今回のメンバーの中で一番好き。最近の重賞3つも良い走りはできている。斤量55.0はありがたく、吉田隼Jも連続騎乗3戦目、ブリンカー着用などの工夫も見られる。今回は得意の舞台、ハイペースで前が崩れる展開になれば一発があってもおかしくないと思ってる。真ん中辺りの枠が欲しいところ。